自称イランのハッカー、米機関のウェブ侵入 殴られるトランプ氏の画像掲載
2020年1月5日 20:04 発信地:ワシントンD.C./米国 [ 米国 北米 ]

【1月5日 AFP】イランのハッカーと名乗るグループが4日、
知名度の低い米政府機関のウェブサイトに侵入し、
イラン革命防衛隊(IRGC)の精鋭部隊「コッズ部隊(Quds Force)」の
ガセム・ソレイマニ(Qasem Soleimani)司令官が米国の攻撃で殺害されたことをめぐって、
米政府への報復を誓うメッセージを掲載した。

 ハッキングを受けたのは、連邦政府刊行物寄託図書館制度(FDLP)のウェブサイト。
同サイトは、「イランのハッカーたち!」と題された黒一色を背にしたページに差し替えられた。
表示された画像には、イランの最高指導者アリ・ハメネイ(Ali Khamenei)師と同国の国旗が掲載された。

 またミサイルが飛ぶ中、イランから繰り出された拳で
パンチを食らうドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が描かれており、
「殉教は、(ソレイマニ司令官の)長年にわたる執念深い努力への褒美だ」
「彼(ソレイマニ氏)の旅立ちと神の力によって、彼の業績と道のりが終わるということにはならない。
汚れた手が彼や他の殉教者らの血で染まった犯罪者らには、
重大な報復が待っている」とメッセージが書かれていた。

 さらに同ページの別の箇所では、
白い文字で「これはイランのサイバー能力のごく一部に過ぎない!」との主張も記されていた。(c)AFP
ttps://www.afpbb.com/articles/-/3262140

イランのハッカーを名乗るグループによるサイバー攻撃で、
米国の連邦政府刊行物寄託図書館制度のウェブサイトに表示された画像の一場面(2019年1月4日撮影)。
(c)AFP PHOTO / WWW.FDLP.GOV / FEDERAL DEPOSITORY LIBRARY PROGRAM
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