ゴーン被告引き渡しへ「総力」 菅氏、BSフジ番組で 2020/1/6 22:26 (JST) ©一般社団法人共同通信社

 菅義偉官房長官は6日夜のBSフジ番組で、保釈中にレバノンへ逃亡した
前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告の身柄の引き渡しについて
「さまざまな外交的手段を行使しながら、総力を挙げる」と述べた。
国際刑事警察機構(ICPO)を通じ手配したと説明し、日本政府の威信をかけて取り組む考えも示した。

 ただ、日本とレバノンの間には犯罪人引渡条約がなく、身柄引き渡しが実現する可能性は低い。

 ゴーン被告が日本の司法制度を批判していることには「極めて公平で理にかなった制度だ」と反論した。
逃亡の情報を初めて聞いた際は「絶句した」とも語った。
ttps://this.kiji.is/586908928387613793


政府、エックス線荷物検査を検討 森氏、逃亡は「不法出国の犯罪」
2020/1/6 22:19 (JST) ©一般社団法人共同通信社

 政府は、前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告の保釈中のレバノン逃亡を受け、
プライベートジェット機による出国の際、エックス線による荷物検査を義務化する検討に入った。
政府関係者が6日、明らかにした。再発防止に向け、出国手続きの厳格化を徹底する方針だ。
保釈制度に関し、被告に衛星利用測位システム(GPS)発信機を装着する案も浮上した。

 森雅子法相は6日、ゴーン被告の逃亡後、初めて記者会見し「適正な出国手続きを経ずに
不正な手段を使って出国するのは、不法出国の罪に当たる犯罪。誠に遺憾だ」と批判した。
ttps://this.kiji.is/586907167316886625