ゴーン被告の旅券3通 東京地検が差し押さえ 2020年1月5日 17時28分

日産自動車の元会長のカルロス・ゴーン被告が中東のレバノンに出国した問題で
東京地方検察庁が裁判所の令状に基づいて弁護団の都内の事務所で保管されていた
ゴーン元会長のパスポート3通を差し押さえたことが関係者への取材でわかりました。
東京地検は警察などと連携し、元会長が出国した経緯について実態解明を進める方針です。

海外への渡航が禁じられていた日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン被告(65)は
先月30日、中東のレバノンに入国し、東京地方検察庁などは
不正な手段で出国したとして出入国管理法違反の疑いで捜査しています。

東京地検はゴーン元会長が使っていた携帯電話の通話記録やパソコンのほか、
弁護団が保管しているパスポートなどの任意提出を求めていましたが、
5日、裁判所の令状に基づいて弁護団の都内の事務所で保管されていた元会長の
フランス・レバノン・ブラジルのパスポート3通を差し押さえたことが関係者への取材でわかりました。

検察からパスポートの任意提出を求められたことについて4日、弁護団の1人の
弘中惇一郎弁護士は元会長本人の承諾を得なければ提出できないという考えを示していました。

東京地検はパスポートに記載された出入国の記録などを分析するとともに、
警察と連携して捜査を進め、元会長が出国した経緯の実態解明を進める方針です。

NHKの取材に対し弁護団の1人は「きのう、パスポートの任意提出を断ったが、
きょう、検察が令状を持ってきたため差し押さえに応じた」と話しています。

ttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20200105/k10012235931000.html

>NHKの取材に対し弁護団の1人は「きのう、パスポートの任意提出を断ったが、
>きょう、検察が令状を持ってきたため差し押さえに応じた」と話しています。