「日本のコロナウイルス最新状況:ブックメーカーによると、2020年東京オリンピックの賭けは中止が優勢」


 前日の28日、日刊スポーツ(電子版)は「橋本五輪相、五輪1年延期は選手としてあり得ない」という記事を掲載した。冒頭部分を引用させていただく。

 橋本聖子五輪相(55)の発言とニューズウィークのタイトルは、実に対照的である。むろん大臣は打ち消しに必死だ。
一方、アメリカを代表する週刊誌は、半ばお遊びのようなタイトルになっている。記事を読んだ記者が言う。


「ブックメーカーというのは賭け屋のことで、この世のありとあらゆる現象をギャンブルの対象にします。競馬など本物の賭け事や、サッカーや野球、アメフトといったプロスポーツが基本です。
しかしながら欧米のブックメーカーは、アメリカ大統領選やアカデミー賞の結果なども賭けの対象としてきました。
そこに着眼してニューズウィークは記事を作成したわけですが、笑いを取るタイプの記事のように見えて、実は辛辣な記述が少なくなかったですね」


 刺激的な部分を日本語でご紹介しよう。まずは興味を持つ方も多い、「オッズ」の問題だ。


《アイルランドのオッズメーカー「パディパワー」は、2020年のオリンピックは中止と賭けるオッズを4/6(註:1・67倍)に変更した。これは東京五輪が中止になったり、日本以外の国で開催されたりする可能性が高いと判断されたことを意味する。


 東京で五輪が計画通り、7月24日から8月9日までの間のスケジュールが保持されるほうに賭けるオッズは、11/10(註:2・1倍)となっている》