私のインド人の友人は温和な知識人(クリスチャン)なのだけれど、外見上の親欧米派
にもかかわらず、表には出さないけれど心の底には英国の植民地支配の歴史に強い憤り
を隠し持っている。ある夜、アジアの植民地支配とその開放について論じたときにそれ
が解った。彼は個人的には、エニシング・ブリティッシュを買う事はないという。しか
し、それを表面化し、言い立てて争うなら、英国にも印度にも害しか与えないことは理
解しているので、そういう事はしないのだという。そういう事は建設的ではないので。
此れを聞いて私は考えさせられる事が多かった。
昨今の日韓のいざこざで韓国の大統領は未だに日帝の植民地支配云々と言っているけれ
ど、韓国は歴史の流れで中華属国という準植民地支配体制に向かっていくのだろうと思
う。日帝支配36年、戦後70年以上を経て、歴史は繰り返すと思わざるを得ない;