古賀茂明「山本太郎の『MMT』理論はアベノミクスと本質は同じ」〈週刊朝日〉
7/30(火) 7:00配信 AERA dot.
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190729-00000063-sasahi-pol

アベノミクスには、MMTと一つ大きな違いがあった。
財源なきバラマキを公には否定していたことだ。だから、社会保障財源の名目で再増税を決めた。

既成野党は、増税を否定し、明確な財源も示さないのでMMTに近い。
れいわは消費税廃止まで打ち出したが、国民受けが良いということで、与野党とも安心して「財源なきバラマキ」を訴える素地が広がった。

今後は、財源なきバラマキ競争になることが決まった。
対立軸は、「タカ派のバラマキ」か「ハト派のバラマキ」かと言えばよいのか。

インフレが高まり、バラマキをやめるときには、日本経済は極端な不況に陥るか、それを恐れた政府がバラマキを続けて物価急上昇となるかのどちらかだ。
株も土地も暴落し、中国企業が買い漁るが、それに対抗する日本企業は皆無となる。

そう考えると、カリスマ投資家ジム・ロジャーズではないが、私も日本の若者に早く海外に出ろと言いたい。