※EU諸国の自由貿易により、EUと英国の関税が引き下げられてエアバスのサプライチェーンが形成されてるのです。自由貿易は多くの投資と雇用をもたらすのです。

エアバスCEO、合意なき離脱に警告 英工場移転も示唆
1/25(金) 13:41配信 朝日新聞デジタル
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190125-00000043-asahi-bus_all

欧州航空機大手エアバスのエンダース最高経営責任者(CEO)は24日、英国の欧州連合(EU)離脱を巡る英議会の駆け引きを批判する異例の動画メッセージを同社ホームページ上で公開した。
「合意なき離脱になれば、英国にとって非常に有害になるかもしれない決定をしなければならなくなるだろう」と述べ、英国の工場を国外に移す可能性を示唆した。

公開された動画は約3分間。エンダース氏はその中で「我々が(英国に)巨大な工場があるため、移転できずにとどまるという離脱支持派の狂った主張に耳を傾けないでほしい」と強調。
「エアバスの航空機の翼を作りたい国はたくさんある」とも語り、合意なき離脱となれば、英国での投資の見直しや英国の工場の移転に踏み切る可能性があると警告した。

エアバスは英国で航空機の翼などを製造し、1万4千人以上を雇用している。英国と、製造拠点がある他のEU各国との間で部品の輸出入も多い。
EU域内の貿易は無関税だが、EU側と合意のないまま離脱となれば、3月末から関税や税関検査が復活し、物流や生産が混乱するおそれがある。
エンダース氏は「本当に離脱が英国にとってベストと思うなら、秩序だった離脱を可能にする現実的な合意を実現すべきだ」と訴えた。