https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40503330V20C19A1FF8000/
米特別検察官、トランプ氏元側近を訴追 ロシア疑惑で
2019/1/25 21:46

【ワシントン=中村亮】モラー米特別検察官は25日、2016年の米大統領選でトランプ陣営
の幹部だったロジャー・ストーン氏を偽証罪で訴追したと発表した。同陣営とロシアの不
透明な関係をめぐる疑惑「ロシアゲート」の捜査で、司法当局に虚偽の説明をしたという。
元側近の訴追はトランプ大統領に打撃となる可能性がある。

起訴状によると、ストーン氏は内部告発サイト「ウィキリークス」創設者ジュリアン・ア
サンジ氏と深くつながっていた。同サイトは16年の大統領選中にトランプ陣営のライバル
候補だったクリントン元国務長官の陣営のメールを流出させた。ストーン氏は同サイトが
メールを流出させると事前に把握し、トランプ陣営関係者に伝えていた。

米メディアによると、米連邦捜査局(FBI)は25日朝、ストーン氏をフロリダ州の自宅で
逮捕した。ストーン氏は15年8月ごろまでトランプ陣営幹部を務めた。陣営を去った後も
非公式にトランプ氏本人を含む陣営関係者と連絡を取り合っていた。