ゴーン前会長「私物化」、春から調査 数人が内偵チーム 2018年12月12日08時00分

 本社21階の秘書室が資金工作の中枢ではないか――。
 横浜市西区の日産自動車のグローバル本社。監査役ら数人でつくる内偵チームが動き出したのは、
東京地検特捜部が日産前会長のカルロス・ゴーン容疑者(64)を逮捕する半年以上前の今年春ごろだった。
 前会長による会社の「私物化」を疑う「うわさ」はかねてあった。
そこに、具体性を伴う複数の内部通報がもたらされた。日本人社員からとみられた。

 内偵チームがまず目をつけたのは、2010年にオランダ・アムステルダムに
「ベンチャー投資」目的で設立された子会社「ジーア」だ。この会社を基点にブラジル・リオデジャネイロや
レバノン・ベイルートなど海外の複数の高級住宅が購入され、前会長に提供されていた。
 ジーアは連結外の子会社。監査法人の目が届きにくい上、住宅の購入手続きは
タックスヘイブン(租税回避地)につくった法人を通じて行われ、二重三重のベールに包まれていた。

 取締役には前代表取締役のグレッグ・ケリー容疑者(62)のほか、
本社21階秘書室で長年ゴーン前会長に仕えてきたある幹部が就いていた。
内偵チームは、この幹部とその上司の専務執行役員の2人から情報を得ようと考えた。

 2人の協力で調査は加速した。(以降有料記事)
ttps://www.asahi.com/articles/ASLD77KKJLD7UTIL06L.html


日産、ゴーン前会長の不正内容を説明 提携のルノーに 2018年12月12日10時35分

 日産自動車が前会長のカルロス・ゴーン容疑者(64)による役員報酬の過少記載などの不正行為の内容を、
提携関係にある仏ルノーに説明したことが11日わかった。社内調査で確認した内容を、
日産側の弁護士からルノー側の弁護士に説明したという。(以下略)
ttps://www.asahi.com/articles/ASLDD01H8LDCULFA03R.html

>日産の担当者がルノーの取締役らに不正内容を説明しようとしたところ、
>ルノーは「弁護士を通してほしい」と拒否したという。