https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-11-22/PIJ8JF6JTSE901
ソフトバンクとヤフー、100億円投じスマホ決済「PayPay」を強化へ
日向貴彦 2018年11月22日 15:34 JST

●「現金を上回る利便性」を供給したいと中山社長
●連携先のインドのペイティエムはビジョン・ファンドが出資

ソフトバンクグループとヤフーは100億円を投じ、スマートフォン決済サービス事業を
強化する。合弁会社が展開するスマホ決済アプリのユーザーと加盟店を増やすのが狙いだ。
PayPay(ペイペイ、東京・千代田区)は12月4日からコンビニエンスストアのファ
ミリーマートの全国店舗で利用可能になるのに合わせ、支払額の一部または全額を還元す
る総額100億円のキャンペーンを来年3月31日まで実施する。携帯電話のソフトバンクと
ワイモバイルのユーザーは、全額還元確率が上がる。

ペイペイの中山一郎社長は22日の会見で、日本での決済は80%がいまだに現金によるもの
だと指摘。ユーザーと加盟店を拡大することで、「現金を上回るメリットや利便性」を供
給したいと語った。

10月から実店舗での利用が開始されたペイペイは、アプリ上のバーコードをかざすだけで
決済が可能。事前に銀行口座から入金した電子マネーによる支払いとクレジットカードに
よる支払いの2種類が選択できる。
ペイペイはモバイルペイメントなど電子決済サービスの開発と提供を目的に今年6月に設
立され、ソフトバンクGのビジョン・ファンドが出資するインド最大の決算サービス会社
のペイティーエムと連携した。