https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36733230Q8A021C1EA2000/
サウジ皇太子の信頼と権威失墜 記者殺害
中東混乱に拍車、早期の幕引き難しく
2018/10/20 12:27日本経済新聞 電子版

【ドバイ=岐部秀光】サウジアラビアは、行方不明だった政府批判の記者ジャマル・カシ
ョギ氏が総領事館で誤って殺されたと認めるとともに事実上の最高権力者であるムハンマ
ド皇太子の直接関与を否定した。しかし、つじつまがあわない説明の不自然さは否めず、
サウジが期待する早期の幕引きは難しそうだ。サウジとの緊密な関係を保ってきた米トラ
ンプ政権は大きな打撃を受け、中東の混乱に拍車がかかるおそれがある。(略)