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(続き)
これに対して終戦宣言の落とし穴が姿を現したという指摘もある。
その間、政府は生半可な終戦宣言を警戒する米国を説得するために
「政治的宣言であるだけ」と前提にしてきた。だが、朝鮮中央通信がこの日、
終戦宣言を「60年前にすでに取るべきだった措置」と当然視したのは、
終戦宣言が米朝交渉を円滑に進めるための象徴的措置でなく、
米国が当然行うべきだった措置という北朝鮮の論理を見せている。

それでも非核化の交渉カードとして終戦宣言の価値が消えたとは言えない。
終戦宣言は依然として米朝間信頼構築に向けた核心措置として機能する可能性があり、
この日、北朝鮮の立場は交渉の初期段階における駆け引きの過程から出た先制攻撃の性格も濃いためだ。
李鍾ソク(イ・ジョンソク)元統一部長官は「北朝鮮が表面的にはこのように言っても
米朝会談を控えて終戦宣言をあきらめるはずがない。
金正恩委員長が非核化の時限を口にしたが、トランプ大統領が時間に追われないと言うから、
北朝鮮はこのような形で米国に『もう少し熱心に臨んでみろ』
『ポンペオ長官は手ぶらで来るな』という警告性のメッセージを与えたもの」と分析した。

ttp://japanese.joins.com/article/708/245708.html