北、終戦−非核化の連携を拒否…終戦宣言のドライブに「冷や水」
2018年10月02日16時55分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

北朝鮮が2日「終戦はわれわれの非核化措置と交換できる駆け引きの対象でない」と公言した。
北朝鮮の公式宣伝メディアである朝鮮中央通信を通じてだ。
これは終戦宣言と非核化を連携しないという明確な立場の表明だ。
早期終戦宣言を通じて北朝鮮の非核化を促進するという韓国政府の構想とは違うアプローチだ。

実際、その間北朝鮮は一度も「終戦宣言をすれば非核化措置を受け入れる」と明らかに約束したことがない。
それよりは仲裁者を名乗り出た韓国政府がそのような解釈を出したと言える。
「非核化を通した平和定着を推進する初期段階で終戦宣言は非常に必要な過程」
〔9月4日鄭義溶(チョン・ウィヨン)青瓦台(チョンワデ、大統領府)国家安保室長〕とし、
終戦宣言を入口に置いて非核化の動力としようとした。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領も先月、国連総会の演説で
「今後、非核化に向けた果敢な措置が関連国の間で実行され、
終戦宣言につながることを期待する」として終戦宣言を強調した。
このような論理に基づいて政府は終戦宣言を米国を説得する媒介としても活用した。

だが、朝鮮中央通信が終戦宣言は駆け引きの対象ではないと書いたのは、
米国が終戦宣言をするからといってその代価として非核化措置を受け入れることはないという意味だ。
特に、終戦宣言の際、北朝鮮の核リスト提出などを受け取る必要があるとのワシントン官民の主張を
「荒唐無稽な詭弁」といったのは終戦宣言と非核化の初期措置の間に
等価性が成立しないと主張したことと同じだ。(中略)(続く)