リベラル思想の発祥は欧州なんだけど、20世紀半ばまでは世界というものは欧州とそこにアメリカとロシアを加えた視野しかなかった。
彼らにとってそれ以外は未開の暗黒大陸でしかない、だから人種主義者である事とリベラルである事は矛盾しなかった。
欧州のキリスト教文化と白人という基盤が共通している上での世界は一つであり、共産主義のやがて国境は消滅して世界は一つになると言う理想も欧米の事を指している、
19世紀の知識人を現在に召喚してイスラム世界やヒンズー、アジアアフリカを含めて世界は一つになれるとかと聞けば無理と答えるだろうよ。