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米韓、８月の軍事演習中止を決定　今後は「未定」 2018/6/19 7:37

【ワシントン＝永沢毅】米国防総省と韓国国防省は18日、８月に予定していた定例の
合同軍事演習の中止を決めたとそれぞれ発表した。トランプ米大統領が先の米朝首脳
会談を受けて中止を表明したのを踏まえた措置。演習の中止は北朝鮮が求めてきた経
緯があるが、東アジアのパワーバランスに影響を与えるのは確実だ。

中止を決めたのは「乙支（ウルチ）フリーダムガーディアン」で、朝鮮半島有事に備
えた指揮系統をシミュレーションする図上演習。国防総省によると、マティス国防長
官、ポンペオ国務長官、ボルトン大統領補佐官（国家安全保障担当）がこの問題を巡
って協議する予定だ。同省は朝鮮半島以外の演習には何の影響もないと表明した。
今後の演習の扱いについては「まだ決まっていない」とした。

トランプ氏は12日の記者会見で、米朝が対話している間の米韓合同軍事演習の中止に
言及した。軍事演習があると北朝鮮はその期間に兵力を最前線に投入するため、大き
な負担となっていたためだ。

トランプ氏は将来的には在韓米軍の縮小・撤退も明言している。朝鮮半島で米軍のプ
レゼンスが下がれば抑止力に支障を来すだけでなく、中国やロシアとのパワーバラン
スにも影響を及ぼすことになる。
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＞＞＞トランプ氏は将来的には在韓米軍の縮小・撤退も明言している