3月には、物議をかもした在イスラエル米大使館のエルサレムへの移転セレモニーに参加。
同日にガザ地区との境界付近で、イスラエル軍によるパレスチナ人抗議者らへの発砲で数
十人が死亡する事態となるなか、満面の笑みで開設を祝うスピーチを行うさまは激しく批
判された。

大統領一家に詳しい米アイオワ州立大学(Iowa State University)のステーシー・コーデ
リー(Stacy Cordery)歴史学教授はAFPの取材に対し、「イヴァンカ氏に対する批判の
集中は、自らをトランプ政権の良心と位置づけたために起きた」と語る。
教授によると、大統領の子どもたちが目立たない方が、米国民は落ち着くのだという。
しかし、イヴァンカ大統領補佐官に関しては、「過去にないレベルで非常に目立つ存在で、
それでいながらその役割が不明瞭」となっており、「これまでの米国の歴史と伝統に反し
ている」と指摘した。(後略)