https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31528080Y8A600C1000000/
米議会、グーグルも調査 中国企業との情報共有で
2018/6/8 8:09

【ワシントン=鳳山太成】米議会の一部議員は7日、華為技術(ファーウェイ)など中国
企業との関係を巡り、米グーグルへの調査を始めた。どんな情報を共有しているか明らか
にするよう求めた。既にフェイスブックには同様の調査を進めている。議会は中国の通信
関連企業が政府のスパイ活動に関わっているとみており、米IT企業との関係も問題視し
ている。
上院情報特別委員会のワーナー副委員長(民主党)がグーグルの親会社アルファベットに
説明を求める書簡を送った。ファーウェイや小米(シャオミ)、騰訊控股(テンセント)
など中国企業と結んでいる提携関係を問題視している。米ツイッターにも同様の書簡を送
った。

議会は既に、フェイスブックと中国企業の関係を問題視している。同社が携帯メーカーと
個人情報をやり取りしていたとの指摘を受け、ワーナー氏が情報開示を要請した。フェイ
スブックは5日、情報を共有した企業の中にファーウェイなど中国4社が含まれていたこ
とを認めた。

米与野党の議員は、ファーウェイや中興通訊(ZTE)の製品が中国のスパイ活動に使わ
れているとして、米国市場から締め出すための法整備を急いでいる。商務省が7日発表し
たZTEへの制裁見直しについても反発が広がっている。