日本の携帯が中国で負けた、誰も言わない本当の理由
5/17(木) 6:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180517-00170198-diamond-cn

日本の携帯市場は世界でも珍しいキャリア主導である。

日本のメーカーは自分でマーケットを調査し、リスクを取って携帯を開発販売してきたのではない。
キャリアの仕様通りに製品を作り、納品する。“割り当て”があり、その分は全部買い取ってもらえる。

この“村社会”の仲間だけでパイを分け合う環境に長くいて、世界で勝てるわけがない。
日本の大手メーカーが“政府筋の仕事”で、半ば利権団体的存在になっていったのが、敗因である。

一方、中国では携帯は最初からほぼ全部SIMフリーである。
国のキャリアは中国移動通信、中国聯通、中国電信の三つである。消費者はこのどれかのSIMカードを買う。

そして、それをお店やネットショップで好きに買ったスマホにセットすれば、OKである。

消費者の気持ちをつかむ商品で戦略が正しければ、あっという間に市場を塗り替えることができる。
結果として、市場の変化が非常に速い。

ゆえに、中国では大手メーカー以外に無数の無名や弱小メーカーが絶えずスマホ市場に参入し、かつ消えていく。

現在、日本のSIMフリー契約者は全体の14%である。