米国務長官 韓国ムン大統領に米朝首脳会談の結果説明
2018年6月14日 11時46分

アメリカのポンペイオ国務長官は、韓国・ソウルでムン・ジェイン(文在寅)
大統領と面会し、史上初の米朝首脳会談の結果について説明しました。

アメリカのポンペイオ国務長官は、
シンガポールで開かれた米朝首脳会談に同席したあと、韓国を訪問し、
14日午前、ソウルの大統領府でムン・ジェイン大統領と面会しました。

冒頭、ムン大統領は、「会談の成果についていろいろな評価があるが、
世界の人たちが戦争や核、それに長距離ミサイルの脅威から免れるようにしたこと
だけでも非常に価値がある。歴史的な偉業だったと思う」と高く評価しました。
そのうえで、ムン大統領は、「会談の結果を共有し、合意が迅速かつ完全に
履行されるように協議していきたい」と述べました。

これに対してポンペイオ長官は、「ムン大統領が南北首脳会談を成功させることが
できなかったら、トランプ大統領とキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長が
会談する土台は作られなかっただろう。これからすべきことは多いが最終的には
朝鮮半島に平和をもたらすことができると信じている」と述べました。

面会でポンペイオ長官は、米朝首脳会談で合意した内容などについてムン大統領に
説明し、引き続き米韓が連携して対応していくことを確認したものと見られます。

このなかでは、トランプ大統領が、北朝鮮との交渉の進捗しだいでは
米韓合同軍事演習を中止する可能性に言及したことについて、
ポンペイオ長官がどのような説明をしたのかにも注目が集まっています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180614/k10011477471000.html