台湾人が日本に行きたがり、韓国には行きたがらない理由=台湾メディア
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 日本を訪れる中国大陸の観光客はこの5年で爆発的に増えたが、同じく台湾からの観光客も激増している。

台湾メディア・東森新聞雲は23日、「台湾人の旅行、日本はブームで韓国は好まず 5つの残酷な真相」とする記事を掲載した。

 記事は、台湾・交通部観光局が発表した2011ー16年の出国目的地別人数統計のデータを紹介。

16年に日本へ出かけた台湾人が延べ429万5000人だったのに対して、韓国は80万8000人と5倍以上の差が開いていることを伝えた。

 日本を訪れた台湾人観光客は04年に100万人を突破して以降11年までは100万人台前半を推移していたが、

その後6年間でほぼ4倍となる急増を見せている。一方韓国は15年の50万人から1年間で30万人ほど増えたが、日本はそれ以上のペースで増加した。

 記事はこの統計について台湾のネット上で「日本と韓国ではフライト時間はあまり変わらないのに、どうして5倍もの差がついたのか。韓国はつまらないのか、それとも他の理由があるのか」という疑問があるネットユーザーから投げかけられたことを紹介。

これに対して、ほかのユーザーから様々な意見が寄せられたと伝えた。

 そして、ユーザーから寄せられた意見をまとめた結果「多くの人が、韓国と台湾がとても似ていること、文化的な特色が不鮮明であること、遊べる場所が少ないこと、

行く目的がショッピングに限られていること、韓流スターの追っかけだけが目的になっていること」という「5つの真相」が浮かびあがったとしている。

 韓国を目的地にする台湾人観光客も増えていることから、決して「台湾人は韓国が嫌い」という訳ではなさそうだ。現状として、それ以上に日本旅行に注目が集まっているということだろう。

ただ「魅力に欠ける」という台湾ネットユーザーの意見をしっかり汲み取って、台湾人が魅力に感じるコンテンツ開発やPRに取り組む必要があるのは、言うまでもない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Sean Pavone/123RF)