>>685
プロテスタントといっても鎌倉新仏教みたいにいくつも宗派がありますから
ルター派とかカルヴァン派みたいに

欧州ではルター派が多くて領邦教会でその地域の住民みんなルター派という感じでだいたい保守的
イギリス国教会はカトリックの教皇の地位を英国王がそのまま分捕った感じで教義の一部にはアレンジ(離婚とか)があるけどそれだけ
イギリス国教会(聖公会)は教会、世俗は世俗というか警察や労基みたいな政府機関としての教会という感じでトップはイギリス王
ルター派(ルーテル教会)は牧師は牧師、領主は領主、農民は農民としての労働に専念して精を出す。それが神に仕えるということ
余計なこと、専門外のことに口出ししてもあんまりいことはないよという発想がある。領主にとって都合がいいともいえる

一方、アメリカとスイスのジュネーブ辺りに多いのがカルヴァン派で個人主義な傾向がある。
福音派もだいたいの場合はここに含まれる。ほかに長老派とかがある
あと教祖カルヴァンがジュネーブで神権政治をやっていたように聖職者が社会や政治にかかわって変革していこうという思想が強い

他のプロテスタントにはピューリタン(イギリス国教会系統)やバプテストやペンテコステ派やらいろいろある

何が言いたいかというとアメリカの「プロテスタント」とイギリスの「プロテスタント」は非カトリックくらいしか共通点がないから
一緒にすると間違うこともあるかもよ(もちろんイギリスにも非国教会のプロテスタントはいるけど圧倒的少数派)