http://potato.5ch.net/test/read.cgi/asia/1395652770/363

月刊「創」 2017年11月号
◇『ダッカテロ事件の「謎の日本人」を追った
『謎の"日本人テロリスト"を追え』NHKスペシャル取材報告......内山拓
ttp://www.tsukuru.co.jp/gekkan/2017/10/20.html
 そして、オザキ容疑者は日本を愛していた。「日本人は外国人にも親切で、頑張った分チャンスをくれる平等な社会
だ」と日本を評し、「日本は第2の故郷」と口にしていたという。
   (中略)
 オザキ容疑者が過激化していくきっかけについて、この同級生は、そのひとつはシリア内戦だと言う。アサド政権と
反政府勢力の間の戦闘に、米ロなど国際社会が介入。多くの市民が戦火の犠牲になり、1千万を超す人々が避難民
となった。
「世界はアンフェアだと言っていました。こんな世界にしたのはアメリカだ。この不公平を解消できるのはISしかないと」
   (中略)
 オザキ容疑者の日本への眼差しも豹変する。2015年1月、中東を歴訪した安倍首相がISと闘う国への経済支援を
表明。それに反発したISは後藤健二さんら2人の日本人を殺害。さらにその直後の2月、機関紙「ダービク」電子版で、
日本国民がテロの「ターゲット」になったと宣言した。
「安倍晋三が十字軍を支持するという宣誓を行うまでは、日本はイスラム国がテロの標的とする優先順位リストには
なかった。しかし安倍晋三の愚かさのせいで、日本のすべての市民と利害関係にある者たち(それはどこにでも存在
する)は、ヒラーファの兵士たちとこの後援者たちにとって、今、標的となったのだ」(「ダービク」第7号より抜粋)
 オザキ容疑者はこの頃、「フェア」だと感じていた日本に深く失望していたと、日本でオザキ一家と極めて近い関係
にあった人物から証言を得ることが出来た。
「ISが日本人を何人か殺したら大騒動になるのに、イスラム教徒が何千人殺されてもニュースにさえならない。全く
矛盾している。日本はアメリカの情報ばかりで、ムスリムの厳しい現実を何も知らない。そんな日本が嫌いになった」
 この発言をした半年後、オザキ容疑者は妻子を連れ日本を出国。ブルガリ・トルコを経由し、シリアに入ったと見ら
れている。