アインシュタインの旅行記発見 人種差別的な記述も
http://www.bbc.com/japanese/44477861

しかしアインシュタインが最も辛辣に批評したのは、中国人についてだった。

英紙ガーディアンが掲載した日記に関する記事によると、
アインシュタインは中国人の子供を「気力がなく、鈍い」と説明し、
「もし全ての人種が中国人に置き換わったら、残念なことだ」と書いた。

他の日の日記では、アインシュタインは中国を「奇妙な家畜の群れのような国」
だとし、「人間というよりオートマトン(自動で動くロボット)に似ている」
と記した。この 記述の前には、中国人男性と女性の間に
「違いはごくわずかしかない」とし、女性の「危険な誘惑」に対して
男性がいかに「自らを守ることができないか」について疑問符をつけた。

科学における才能と人道主義で名高いアインシュタインは、
アドルフ・ヒトラーとナチ党の台頭を受け、1933年に米国へと移住した。

ユダヤ人科学者のアインシュタインは1946年、
米ペンシルベニア州のリンカーン大学での演説で、
人種差別主義を「白人の病気」だと表現した。
リンカーン大学は、米国で初めて黒人に学位を授与した大学だった。