月刊ニュータイプ新連載「平成とアニメ」

第1回のゲストは富野由悠季カントク。
「たとえば昭和に比べたらアニメーターの技能は上がり、うまい人は増えた一方で、
3DCG作品に顕著なように、技術で映画がつくれるという誤解も広がっている」

「映画はアナログな情感でできているんです。
(中略) いくらきれいなムービーをつくっても、アナログな部分がなければハリボテです」

「そういう意味では『 #この世界の片隅に 』は平成を代表する映画」
「あれぐらい漫画的なキャラクターなのに、
リアリズムに支えられたアナログな情感がしっかりと描かれているから、
見ているうちに絵であることを忘れてしまいます」と。
そこから亡くなった高畑勲監督にも触れられています。