医療崩壊が起こると、コロナ以外の疾患の診療にも影響が

海外でも「新型コロナによる、新型コロナ以外の疾患への影響」が問題になっており、特にこれまでに爆発的な患者の増加が見られた欧米では深刻な問題となっています。
例えば、アメリカ全土の退役軍人病院の全入院患者数および脳梗塞、心筋梗塞、心不全、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、虫垂炎、肺炎、新型コロナウイルス感染症の入院患者数を、2019年の同時期と比較したところ、新型コロナウイルス感染症以外の疾患の入院患者数は著明に減っていたと報告されています(JAMA. 2020;324(1):96-99.)。