厚生労働省は1日、4月の生活保護の申請は2万1486件で、前年同月に比べ24.8%増えたと発表した。
新型コロナウイルスによる雇用情勢の悪化が影響した。厚労省によると、前年同月からの伸び率は18年4月以降で過去最大だった。

担当者は「4月は緊急事態宣言による休業要請で生活に困った人が多く、申請が急激に増えたとみられる」としている。
4月から受給を始めた世帯は全国で1万9362世帯となり、前年同月比で14.8%増加した。

受給者数は205万9536人で前月から7124人減。
例年4月の受給者数は就職などで減少する傾向にあり、コロナの増加分と相殺されたとみられる。