ぴー「ヤバイヨ、ヤバイヨ・・・・」

けたたましく叩かれる旅社のドアが歪むたびに念仏のようにそう呟くぴー。
ドアの向こうにいるのは警局を自称する男。時折苛立った口調で声を荒げつつぴーのボロい旅社の部屋の薄汚いドアに衝撃を与えていた。
状況の全てが把握できていたわけではないが、突如として豹変した空気を否応なしに読まされるぴー。
その雰囲気は、自分にとって良くない事が迫っている事を予感させるに足りるものであった。
やがて破られるであろう頼りない防護壁、少しづつ自分との距離を詰める未知なる脅威。それらのストレスがどう作用したのかは
わからないが、ぴーの3cmの包茎ペニスはその時、最大長に達し、先端から発酵臭を放つ濁った液体を滲ませていた。

ぴー「おんぎゃああああああああああ!!!」

ぴーの精神は早くも崩壊した。所謂暴走モード突入である。ぴーの反対側からは相変わらず怒号を放ちつつ、激しい衝撃が与えられていた。
ただでさえ頑丈さとはかけ離れた朽ちかけの木製のドアは始めの頃とは明らかに強い力を加えられている。
ドン!という音と共に撓み、軋むドア。よく聞くと一定のリズムで叩かれているようにも聞こえる。
ぴーの右手には既に己のきかん棒が握られ、ドアの拍子に合わせて扱く行為に及んでいた。

やがて破られるぴーの籠城している部屋のドア。それと同時に掃き溜めの中に踊り込んできた男は予想もつかない攻撃を受けることとなる。
男が踏み込んだその時、ぴーのペニスから放たれた濃厚な白濁液はその顔面にクリティカルヒットする。
快感に溺れ、マヌケ面で意識を飛ばすぴー。予想だにしない先制攻撃で己の尊厳を傷つけられた男。

ぴーは男によってたちまちのうちに外に引きずり出され、下半身も露わに男の乗ってきた白と黒に塗装された車に押し込まれるのであった。
変態ギラぴー、その名は翌日のリンゴ日報によって全国へと発信される事となる。