山火事を想定し消火訓練03月04日 12時03分ttps://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20190304/8010004525.html
今月1日に始まった「春の全国火災予防運動」にあわせ、高知市中心部の筆山では山火事を想定した消火訓練が
行われました。
空気が乾燥して火災が発生しやすいこの時期、「春の全国火災予防運動」では1週間にわたって全国で消火や避難
などの訓練が行われます。
高知市中心部にある筆山の周辺で行われた山火事を想定した訓練には、市内の消防署と消防団から、消防車7台と
消防隊員や消防団員合わせておよそ40人が参加しました。
訓練では、山の斜面が燃えていると連絡を受けた消防隊員たちが、30本以上のホースをひとりひとり手にして声を
掛け合いながらホースをつなげ、およそ700メートル先の火元に放水する手順を確認しました。
高知市消防局によりますと、市内では去年1年間で2件の山火事が発生しています。
特に筆山の周辺は墓地が密集していて火の気があることや、春先には多くの人が墓参りに訪れることから、消防では
山火事が起きやすい状況だとして火の始末などに注意を呼びかけています。
高知南消防署の橋本尚明署長は「お彼岸が近いので、山に入る人たちはタバコを捨てたりゴミを燃やしたりしないで
ほしいと思います」と話していました。