サル痘の症状がない複数男性から採取した肛門直腸スワブ検体から、PCR検査で陽性反応が確認された。仏パリのクロード・ベルナール病院の研究チームが学術誌「Annals of Internal Medicine」に論文を発表した。

研究チームによると、病人と接触があった患者のみを対象としたワクチン接種は、感染症予防において非効果的な戦略であり得ることが、これらデータから証明されている。

検体は、複数の性的パートナーを持ち、HIV予防措置を受けた非伝統的性的指向男性の性病スクリーニングプログラムの一環として採取された。このようなスクリーニングは3カ月に1度実施されている。

無症状の男性200人のうち、13人(6.5%)の検体がPCR検査でサル痘陽性反応を示した。後日、その13人のうち2人から初症状が現れた。

研究チームは、無症状感染者が今後ウイルスを広めるかどうかは、わからないとしている。論文では、このような感染方法はあり得ると推定し、ホモセクシュアル男性全員を対象にワクチン接種を行うことを提案している。

2022年8月22日, 03:54
https://sputniknews.jp/20220822/12588582.html


■関連リンク
性感染症スクリーニング・プログラムにおける無症候性男性肛門スワブからのサル痘ウイルス検出についての論文
Detection of Monkeypox Virus in Anorectal Swabs From Asymptomatic Men Who Have Sex With Men in a Sexually Transmitted Infection Screening Program in Paris, France
https://www.acpjournals.org/doi/10.7326/M22-2183