「渡り」をやめて都会に暮らすカナダグースたち、なぜ?

■事情は複雑、定住する個体が増える一方、突然渡りを再開する例も

 カナダガン(Branta canadensis、英名カナダグース)はV字編隊で飛ぶ渡り鳥として知られ、24時間で2400kmもの距離を飛ぶことができる。
 体重は4kgほど。
 北米では、オフィスパークを延々と歩き回る姿もおなじみだ。

 だが近年の米国とカナダでは、冬になっても南へ渡らず、ゴルフコースや芝生など緑のある場所に定住するカナダガンが増え始めた。
 黒い首と白い頬をもつこの騒々しい鳥は、温暖な冬や郊外での快適な暮らしが気に入って、もはや越冬のために南へ飛ぶのをやめたのだろうか?
 多くの場合ではそうだ。しかし、事情はもっと複雑だ。

 典型的なカナダガンは米国南部で越冬し、春になると北上して、繁殖と営巣のために北極または亜北極地域の同じ場所に戻っていく。
 9月か10月になると、群れは新しく生まれた世代を連れて再び南下する。
 カナダガンの平均寿命は24年なので、一生の間にそれだけの回数の渡りをするが、毎回同じ「休憩地」を通る決まった経路を利用する。

 だが例外もある。
 実のところ、1600年代にヨーロッパ人が北米大陸に定住するようになる前から、カナダガンの中には一度も渡りをしないものがいた。
 ちなみに、1758年に初めてこの鳥について記述したのは、近代分類学の父カール・フォン・リンネだ。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

ナショナル ジオグラフィック日本版 12/21(月) 7:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/465b651eec9e96914f681e3584122b2d42a60277