※忽那賢志(感染症専門医)


現在、新型コロナウイルス感染症に対して有効性が示された治療薬はありません。

治療薬の候補がいくつかあり、その有効性について世界中が血眼になって検討しているところです。

しかし、日本ではアビガンに関してあたかも有効であるかのような報道が散見されます。

実際に臨床の現場では「アビガン偏向報道」による影響が出てきています。

(中略)

■アビガンを飲まなくてもほとんどの新型コロナ患者は良くなる

そもそも新型コロナウイルス感染症はほとんどの方は治癒する感染症です。

2020年4月24日時点で日本における新型コロナウイルス感染症の致死率は2%未満です。

つまりほとんどの方が治癒する感染症であり、アビガンを飲んでも飲まなくても良くなるということです。

クドカンさんも石田純一さんも、アビガンを飲まなくても良くなった可能性が高いでしょう。

それなのになぜにこうもアビガンはニュースの話題になるのでしょうか。

アビガンは日本の製薬会社が開発した薬剤ですから、新興感染症である新型コロナに対して日本として有効性の検証に取り組む、という姿勢はもちろん理解できます。

しかし、もはや「新型コロナにアビガンを使って当たり前」くらいのコンセンサスが得られようとしていることに、医療者として危機感を覚えます。

なぜなら、実際にはアビガンが新型コロナウイルス感染症に有効であるという科学的根拠は現時点では十分ではないからです。

続きはソースで

https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200425-00174913/