JASRACに見切りをつけた平沢進さんから言わせると、著作権管理の実態は下の発言のような状況らしい。

――平沢さんのようにミュージシャンが自分で著作権を管理するためには、何が必要なんでしょう。
   法的知識だったりパソコンの知識だったり……。

平沢氏: まず著作権というのは、何もしなくても法律で保護されているんです。
      勘違いを起こしやすいのは、著作権管理団体が、著作権保護のために戦ってくれるのではないのか、という点です。
      そもそも使用料を徴収している団体というのは、単に料金徴収団体ですので、トラブルが起こったときには解決してくれません。
      私は何回もトラブルに巻き込まれていますが、ああそれは当事者同士で処理してください、ということになるんですよ。
      つまり著作権は、第三者がガードしてくれているわけではないということですね。