もしHIDEチャンが生きていれば、この困難どう助けただろうか───
木茂はそんな想いをビンにつめて江戸川に流す

コロナプロビデンス現象により異常増加したガンマ線
地球そのもののエネルギーが低下し、初老が墓穴を掘る
その初老を笑いに来た初老も、ミイラになる

”飽きられる”ことに耐えられない人生敦盛越えのメッセンジャーたちは、
手を変え品を変え、ブログを変え「何とか人生の成果物を後付けしようと」誰も求めていない情報の配信に躍起になる

「もしHIDEチャンが生きていれば、この困難どう助けた?」

こんどは、声に出してもう一度問いかけた

風邪と花粉症に無縁、マスクいらず
ただしノーマークの菌には感染し、血中の鉄分が多すぎると医師に指摘された「チャン」ならば

その時である

研究所のFAXが、とつぜん鳴動しだした

ピー、ピピピー・・

『ジ・アセンション 第4話 エルドラン・セフィールドの遺物』
令和3年3月12日
全国のデパート屋上で一斉公開