その昔、この国がまだ火の国と呼ばれていた頃────
雲仙・普賢岳のふもとに7人の初老が住んでいたという

強欲の初老、色欲の初老、金銭欲の初老、承認欲の初老、カラフルを好む初老

それぞれが「欲」そのものをライフワークとし、スパムする、深夜に宅録する、河原で一人撮影会をするなど
近隣に迷惑をかけては畏れられていた

人は彼らを活火山の七初老と呼んだ

ある日、もう一人の初老が天より遣わされる

デウスが放った八人目の初老は、無欲の初老であった───

キョトンとした目、ビー玉のような瞳、オニギリのような頭、
その表情は微笑んでいるのかそうでないのかが分からない
例えるならまるで音のない口笛をいつも吹いているようだった

七初老はチリチリした
村民もまた、突如現れた新初老が敵か味方かわからず
あるいはそのどちらでもない可能性を感じてチリついた

現在と未来、過去が錯綜する白昼夢のストーリー
初老同士の争いに驚愕のラストが訪れる──────

主演 井出秀人
監督 井筒俊彦

『火の国の八初老 〜夢想奇譚〜』

令和二年1月3日
東日本全域で一斉録画配信