レーザーで脳をワイヤレス充電すると「短期記憶が25%増加」すると判明!
2022.12.07 18:00:22 WEDNESDAY
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/118664
レーザーで脳細胞が活性化するようです。
英国のバーミンガム大学(University of Birmingham)で行われた研究によって、1064nmの近赤外線レーザーを頭の外側から右脳の前頭前皮質に6分間照射したところ、短期記憶が25%も増加したことが示されました。
実験に使用されたレーザーのエネルギーは低く、実験参加者たちは頭皮に熱や痛みを感ることはありませんでした。
研究者たちはレーザーによる記憶力のブーストは安全かつシンプルであり、将来的に脳機能障害を患う人々やADHDなどの症状を持つ人など、多くの人々に恩恵をもたらす可能性があると述べています。
しかし、いったいどうしてレーザーを照射するだけで短期記憶力が増加したのでしょうか?
どうやら基本原理はレーザー光線によるミトコンドリアのワイヤレス充電にあるようです。
研究内容の詳細は2022年12月2日に『Science Advances』にて公開されています。

中略

そしてミトコンドリアを活性化させる方法として近年注目されているのが近赤外線レーザーを用いた手法です。
レーザーでミトコンドリアを活性化させるというと無茶な話に聞こえるかもしれません。
しかしミトコンドリアには波長が650nm〜1000nm(赤色から近赤外線)の光を吸収する性質があることが知られています。
また光はエネルギーを運ぶ媒体としての性質があるため、ミトコンドリアのエネルギー生産にかかわる生体分子に上手く光を吸収させることがれきれば、ミトコンドリアのエネルギー生産を加速させることも可能になります。
実際以前に行われた研究では、市販の赤色LEDを使って目に赤色の光を3分ほどあてることで、網膜細胞のミトコンドリアに対してワイヤレス充電のようにエネルギーを供給し、視力を回復させられることが示されています。
(注意:医師の指示なしに安易に目に強い光をあててはいけません)
朝に3分「目を赤い光でワイヤレス充電」すると視力が回復する
about:blank

そこで今回、バーミンガム大学の研究者たちは人間の脳細胞に近赤外線を照射することで、人間の脳機能を改善できるかを確かめることにしました。
調査にあたっては90人の被験者が集められ、頭の外側から約6分間にわたりさまざまな波長の近赤外線レーザーが、いくつかの脳領域に向けて照射され、前後で短期記憶に差があるかが調べられました。