2025年の天文学最大の謎、史上最長のガンマ線バーストを観測、7時間も継続
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 この現象を追跡してきた科学者たちの見解は、恒星の破壊によって、現場からは光に近い速度で粒子のジェットが噴き出し、それがガンマ線を発生させたという点で一致している。しかし最大の謎は、「そもそも最初にジェットを発生させたのは何だったのか、その中心には何があり、何がジェットにエネルギーを与えているのか」ということだと、オランダ、ラドバウド大学の天文物理学者アンドリュー・レバン氏は言う。

「大きい天体ほど、ある現象がその全体に影響を及ぼすのに時間がかかります」と氏は説明する。これはつまり、光がブラックホール全体を横切るのに必要な時間よりも速い光の明滅が観測されることはあり得ない、ということを意味する。フェルミ望遠鏡が1秒単位のタイムスケールで変動を観測していたことを踏まえると、これはブラックホールが比較的小さいことを示唆している。
また別の選択肢としては、恒星質量ブラックホールが自身の連星を引き裂いた、というものもある。この「マイクロ潮汐破壊現象」と呼ばれるシナリオは、通常は超大質量ブラックホールによって引き起こされる。こちらの方が、中間質量ブラックホール犯人説よりも説得力があると、NASAゴダード宇宙飛行センターの研究者で、バーンズ氏とともに「内側から星を食べるブラックホール」説にまつわる研究を主導したエリザ・ネイツ氏は言う。ただし、信号の素早い変動は、ブラックホールが恒星と合体し、その後これを破壊したという考えを裏付けていると、ネイツ氏らは述べている。