科学的に言えば、構造水は安定して存在できません
フロリダ州保健局長、市民に「構造水(H3O2)」を飲むよう推奨して物議
Munenori Taniguchi
2026/01/08 7:00
フロリダ州保健局長官のジョセフ・ラダポ氏は以前より、児童に対するあらゆる予防接種の廃止を行うなど医学・科学否定的な立場をとる施策で物議を醸している。
同氏は先週末、住民に対して水分補給を怠らないように、という極めて妥当なアドバイスを伝えるXへの投稿で、「プラスチックボトルなどで提供される水を飲むことを避け、
『構造化された水(structured water)』を飲むようにすれば、より多くの利点が得られるかもしれない」と述べた。
「構造化された水」とは、日本語では構造水、構造化水またはEZウォーター、六角水、六方晶水、クラスター水など様々な呼ばれ方をする液体のことだ。
水の化学式がH2Oであるのに対し、構造水は水素原子と酸素原子をそれぞれひとつずつ余分に加えたH3O2で表される。
この状態では水は負に帯電し、原子が六角形の層状ネットワーク構造(クラスター)を形成、通常の水よりも構造化されて安定した状態になると、ある界隈では言われている。
また構造水を摂取すると、栄養素の吸収力が高まる、代謝老廃物を除去する、細胞間のつながりが強化される、免疫力強化、デトックス効果、集中力向上、血圧を下げる、頭痛・背骨の痛みの除去、
肌の調子が良くなる、がん・喘息・糖尿病・変形性関節症などの予防など、さまざまな効果があると、ある界隈では信じられている。
科学的見地から言えば、水分子はクラスターを形成することは確かにあるものの、その構造は非常に不安定で、すぐに普通の水に戻ってしまう。
そのため、仮に構造水がそこにあって摂取できたとしても、それが体内で維持されて何らかの効能を発揮する可能性はほとんどないと言うことができる。
豪シドニーにあるニューサウスウェールズ大学化学部の学部長であるティモシー・シュミット教授は、
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