2025.12.28
まもなく迎える2026年の干支は午(うま)。十二支と十干を組み合わせた60年周期の「六十干支」では「丙午(ひのえうま)」にあたる。この丙午、女性に対する差別的ともいえる“迷信”が存在し、前回の1966年には、出生率の急激な低下など大きな社会的な影響を与えた。
久保慎
前回は出生率が大幅低下……60年ぶりの丙午はどうなる?
丙午は十二支の午年と十干の丙年が重なる60年に1度の年。午は馬、丙は火や太陽を意味し、“火の馬”という情熱的で力強いイメージを想起させる。
ひるがえって、今よりもさらに男尊女卑であった時代には、女性にとってマイナスにはたらくイメージもあった。
馬と火はともに“陽”の性質を持つとされており、これが巡り巡って「この年に生まれた女性は気性が荒い」「夫の運気を食い尽くしてしまう」「男を不幸にする」などの“迷信”が誕生してしまったのだ。
https://shueisha.online/articles/-/256145
