それらしき証明は下記で>>28とを組み合わせる必要があるのか?

ADHDの治療に精神刺激薬を投与された成人は脳表面の複雑さが増している (2/3)
公開日2025.07.11 22:00:36 FRIDAY
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/181405
MRI画像の解析では、研究者たちは特に脳の次のような特徴に注目しました。
まずは脳の神経細胞が密集する灰白質の体積、そして脳表面の「シワ」(脳回)の複雑さを表す回旋指数(gyrification index)、脳表面の「谷」(脳溝)の深さ(sulcal depth)、皮質表面の複雑さを数学的に測定するフラクタル次元、さらに大脳皮質の厚み(cortical thickness)です。
これらの指標を比較すると、薬物治療を長期間受けてきた人の脳には、明らかな違いが見つかりました。
具体的には、薬物治療を受けたグループの患者では、脳表面のシワや谷が特定の領域で複雑化していたのです。
例えば、運動や動作の調整に関わる「左補足運動野」や、言語理解を助ける「左上側頭回」、運動感覚に関わる「右Rolandic operculum(ローランド蓋部)」、顔や物体認識に重要な「右紡錘状回」、視覚情報処理に関わる「左楔前部」などで、脳の折りたたみ構造がより複雑化していました。
また感情や意思決定に関わる前頭部の「眼窩前頭皮質」の一部では、脳の谷(溝)が深くなっていることも確認されました。
加えて、「左眼窩前頭皮質」の表面は数学的にもより複雑な構造になっていました。
これらは薬物治療が脳の表面構造を明らかに変化させていることを示しています。