血流が生体内で再生ニューロンの移動を促進する仕組み解明

 科学誌「eLife(イーライフ)」電子版、公開日時(米国東部時間2025年10月28日4時および日本時間10月28日17時)

 ~研究成果の概要~

 名古屋市立大学大学院医学研究科 脳神経科学研究所の澤本和延教授(生理学研究所兼任)、荻野 崇特任助教(現:藤田医科大学)、斎藤明里らの研究グループは、生理学研究所、滋賀医科大学、バレンシア大学などの研究者と共同で、成体脳で産生された新生ニューロン*1は、血流の多い血管に沿って移動しやすく、その結果、ニューロン再生が血流供給の豊富な場所で生じることを発見しました。

 さらに、血流の多い血管では、少ない血管に比べて新生ニューロンの移動が促進されていることを見出し、空腹時に胃で産生される末梢ホルモンのグレリンが、血液から脳へと輸送されて新生ニューロンの移動を促進することを明らかにしました。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

時事メディカル
https://medical.jiji.com/topics/4078