ビッグバンは宇宙の始まりではない?ブラックホールの内部から誕生したとする新説
公開: 2025-06-07 20:00
ビッグバウンス理論では、パウリの排他原理が、崩壊する物質の粒子が無限に圧縮されることを防いでくれる。その結果、崩壊はやがて止まり、跳ね返り始めるのだ。
謎のエネルギーは必要なく、検証することも可能
 この理論の優れたところは、この跳ね返りを一般相対性理論と量子力学だけで説明できる点だ。
 もう1つの強みは、それによって予測されることの中に、実際に検証できるものがある点だ。
 たとえば、ビッグバウンス理論からは、空間が完全に平坦ではなく、わずかに正の曲率があるだろうと予測される。つまり宇宙は地球の表面のように曲がっていると考えられるのだ。
 そしてこのことは欧州宇宙機関(ESA)が中心となって運用するユークリッド宇宙望遠鏡によって実際に観測される可能性がある。