熱いシュレーディンガーの猫を作ることに成功

 量子力学の世界にたびたび登場する「シュレディンガーの猫」は、“生きている”とも“死んでいる”とも言えない不思議な重ね合わせ状態として知られています。

 ところがオーストリアのインスブルック大学(UIBK)で行われた研究によって、その猫が「熱」を帯びた状態にまで広がりを見せるという驚くべき結果が報告されました。

 これまで、量子干渉を観測するには徹底した冷却で不純物を減らすことが必須とされてきましたが、実験装置を極低温に維持したまま外部から雑音を注入し、見かけ上“熱い”混合状態を作り出すことでシュレディンガーの猫を生成できる可能性が示されたのです。

 一体、どうやって熱いシュレーディンガーの猫をつくり出したのでしょうか。

 研究内容の詳細は『Science Advances』にて発表されました。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

ナゾロジー 2025.04.07 18:00:04
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/174760