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ほんこれ。

我々自身(現世人類)を含む地球生命についてさえ、生物全種の共通祖先の最初のモノ「地球生命の起源」の科学的解明が成されていない現状。

ましてや地球外《知的》生命体の存在可能性をドレイクの式で云々以前に、
単に地球生命の概念に該当する「生命体(自己複製、代謝、自他を隔てる境界膜)」というものが、地球外の宇宙の何処かで如何にして《自然発生》し安定的に存在するかは、科学的理論はおろか、観測・実験でカケラも根拠が示されていない全くの未科学領域。

生命体の《自然発生》は、天体を構成する鉱物や大気など、あらゆる《モノ》一般と同じく、遺伝子を形成するアミノ酸を含む、化学反応の産物であろう。
そのための材料物質(例えば水、炭素、窒素、等)と物理化学的条件(温度、圧力、放射線、触媒、等)を適当に整えた環境があれば、アミノ酸にとどまらず生命を合成できるかもしれない。
だが地球人類は未だかつて、実験室での人工合成実験も、宇宙を含む自然界のフィールドでの生命発生の観察も、成功した試しはない。
それは、反応完了(生命発生)までの反応過程が非常に複雑で確率的に低いか、そもそも環境の詳細(例えば触媒の化学組成)が未知で「適当に整えた」というにはほど遠いことを物語るのだろう。