目に見えないほど微細で形状が変わる! DNAオリガミによるナノマシンの実現可能性が見えてきた

 DNAの折りたためる特性を利用して、ナノスケールの複雑な形状を構築する「DNAオリガミ」と呼ばれる技術がある。
 このほどオーストラリアの科学者たちが、DNAオリガミを活用して自由にカスタマイズしたりプログラムしたりできる3次元のナノ構造体を開発した。

 これらのナノ構造体をボクセル(Voxel)と呼ばれるモジュール型の構造として組み合わせることで、人間の髪の毛の1,000分の1ほどのサイズの新たな構造物をつくり出せるという。
 ボクセルとは体積(Volume)とピクセル(Pixel)を組み合わせた混成語で、医療データの可視化や解析などに使われている。

 シドニー大学のシェリー・ウィッカムらの研究チームは、このナノ構造体をブロックのように組み合わせることで、肉眼で見えないほど小さな恐竜やダンスロボット、幅が150ナノメートルという極小サイズのオーストラリア大陸など、50種類以上のナノスケールのオブジェクトを概念実証として製作した。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

wired 2025.01.07
https://wired.jp/article/scientists-have-built-innovative-nanostructures-using-dna-origami/