2023年06月07日 17時00分 サイエンス

動物園で飼育されていたメスのワニが、オスと接触することなく卵を産んだことが初めて確認されたとの論文が発表されました。まるでクローンのように親とほぼ同じ遺伝子を持った子どもが生まれてくるこの単為生殖の事例は、同じ祖先を持つ恐竜の繁殖方法を知る上で重要な洞察をもたらすと研究者らは指摘しています。

Crocodiles can reproduce without males – and maybe dinosaurs could too | New Scientist
https://www.newscientist.com/article/2377168-crocodiles-can-reproduce-without-males-and-maybe-dinosaurs-could-too/

'Virgin Birth' Ability Discovered in Crocodiles For The First Time Ever : ScienceAlert
https://www.sciencealert.com/virgin-birth-ability-discovered-in-crocodiles-for-the-first-time-ever

今回単為生殖したことが確かめられたのは、コスタリカのは虫類動物園で飼育されていた18歳のアメリカワニ(Crocodylus acutus)のメスです。
このワニは16年間にわたり隔離された状態で飼育されていましたが、2018年に14個の卵を産んでいたのが飼育員によって発見されました。卵生の動物はしばしば無精卵を生みますが、卵を光にかざすと半分の卵の中に中身があったとのこと。

単為生殖に詳しいバージニア工科大学のウォーレン・ブース氏の提案で、卵をふ化させることが決まりましたが、卵はかえりませんでした。そこで卵を開けてみると、7個のうち6個は黄身と細胞の塊が混ざったようなよく分からない物体でした。

しかし、残りの1個には死んでいたもののほぼ完全な形をしたワニの子どもが入っていました。そして、この子どものDNAと母親のDNAを比較したところ、ゲノム配列が99.9%一致したことから、子どもは父親がいない無性生殖で生まれたことが確認されました。

     ===== 後略 =====
全文は下記URLで

https://gigazine.net/news/20230607-crocodiles-virgin-birth/