理化学研究所の黒田公美チームリーダーらの国際研究チームは、激しく泣く赤ちゃんを抱っこして5分間歩くと泣きやみ、寝付きやすくなることを発見したと発表した。「背中スイッチ」として知られる、赤ちゃんをベッドに移すと眠りから覚めてしまう現象を防ぐには、寝た後も抱っこを8分ほど続けるとよいことも分かった。赤ちゃんが寝付きにくいときや、外出先で泣きやんでほしいときに活用できるという。
日本やイタリアの生後7カ月以下の赤ちゃん21人と母親などを対象に日中に実験した。まず4種類の動作を30秒ずつ行い、赤ちゃんを泣きやませる効果の違いを調べた。「抱っこして歩く」が最も効果が高く、「ベビーカーに乗せて前後に動かす」はやや低かった。「抱っこして座る」や「ベッドに置く」は効果がみられなかった。
次に、激しく泣いていた赤ちゃんを抱っこしながら5分間歩くと全ての赤ちゃんが泣きやみ、約半分が寝た。歩く速さは通常通りでよく、父親などが実施しても同様の効果がみられるという。立ち止まると目覚めやすいため、廊下などを往復するよりもテーブルなどを回るような歩き方がよい。
黒田チームリーダーは「抱っこ歩きは赤ちゃんの首をしっかり支えて体をぴったりつけ、つまずく物のない平らな所で行ってほしい」と話す。大村菜美研究員は「10分くらい抱っこ歩きをしても泣きやまないときは発熱や中耳炎などの可能性もあるため、様子を確認してほしい」と注意を促す。
赤ちゃんが一度寝たのにベッドに置くと起きてしまう現象は、ベッドが背中に触れることがきっかけに見えるため「背中スイッチ」として知られる。ただ赤ちゃんの心拍数を測ると、体がベッドに触れる瞬間には心拍数の急激な変化はみられなかった。一般に心拍が速くなると目覚めの状態に近づく。
一方、抱っこしている人から体が離れる瞬間には心拍が速くなり、目覚めやすくなっていた。黒田チームリーダーは「赤ちゃんは他人との接触の有無に鋭く反応している。背中スイッチというよりも『分離センサー』だ」と話す。
赤ちゃんをベッドに置いて起きてしまった例では、眠った後、平均3分間座って抱っこした上でベッドに移していた。起きなかった例では同8分だった。睡眠開始から約8分経つと眠りの浅い段階を過ぎるため、深く眠りやすくなるとみられる。
研究チームは今回、これまで経験的に知られてきた赤ちゃんの泣きやみや寝かしつけのヒントを科学的に分析した。今後、乳児の心拍から睡眠の様子を分析して育児をサポートできるウエアラブル端末を用いたアプリを企業と共同開発したいとしている。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC121M80S2A910C2000000/
【国際研究チーム】「抱っこ歩き5分」で赤ちゃん寝付きやすく 理研など [北条怜★]
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2022/09/14(水) 01:48:47.63ID:CAP_USER
2名無しのひみつ
2022/09/14(水) 07:28:12.61ID:0xkZGY73 田中に実験しないと信用できないな
2022/09/14(水) 19:03:00.46ID:6Dacmoc/
( ˘ω˘)スヤァ
2022/09/15(木) 19:57:39.29ID:2Cj8rkyX
子育てしたことあるなら常識だろ
抱っこしてても座ったら何故だか気づかれるんだよ
抱っこしてても座ったら何故だか気づかれるんだよ
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