硫化水素の理科実験で中毒症状…生徒が学校訴えた裁判 学校側に157万円の賠償命令

 2013年に京都市の中学校で硫化水素を発生させる理科の実験の際に吐き気やふらつきなどの中毒症状を患い、さらに精神的にも苦痛を受けたなどとして、当時学校に通っていた生徒が学校側に対して約370万円の損害賠償を求めた裁判で、大阪高裁は学校側に約157万円の賠償を命じました。

 判決によりますと、京都市伏見区の京都教育大附属桃山中学校に通っていた、当時中学2年の男子生徒は、硫化鉄と塩酸を混ぜて硫化水素を発生させる理科の実験中に気分が悪くなり、吐き気やふらつきなどの症状を訴えて病院に運ばれました。

 病院の医師は男子生徒を「硫化水素中毒」と診断し、男子生徒は30日以上入院したほか、硫化水素の強いガス臭がきっかけでショックを受けたことで、関節の痛みや握力の低下を訴えていたということです。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

mbs 2022/04/28 20:32
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20220428/GE00043605.shtml