中性子で鉄筋コンクリート検査 放射性同位元素の小型装置―理研

 橋やトンネルなどの鉄筋コンクリートの劣化を効率良く検査できる小型装置を開発したと、理化学研究所と建設・補修工事企業「オリエンタル白石」(東京都江東区)が15日までに発表した。
 放射性同位元素から放出される中性子を鉄筋コンクリートに照射し、内部反応で生じるガンマ線を検出する方法で、鉄筋を腐食させる塩分の濃度分布を測定する。

 既存の橋梁(きょうりょう)点検車に載せて使える大きさで、来年度に実際の橋を対象に測定試験を行い、実用化を目指す。

時事通信 2021年10月15日18時05分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021101500980