>>131
現時点で概ね判明している大麻の影響として、
・短期的には眩暈、運動制御や認知機能の低下などが見られ、短期記憶の混乱や注意力散漫なども生ずる
　⇒大麻の影響下にある状態で高い集中力・判断力と高度な操作が必要なこと（例えば乗用車の運転など）を行わせるのはリスクが伴う
・小児は大麻の作用に敏感な可能性があり、摂取した場合、呼吸抑制、頻拍、一時的な昏睡などを引き起こすリスクがある
・長期的には不安、抑うつ、精神病などのような精神保健障害のリスクの増加と関連している
・慢性的な麻薬の常用は脳の発達へ影響を及ぼすため、特に若年者の摂取は将来的なリスクがある（阪大の研究など、詳しい仕組みが解明されつつある）
・長期的な大麻の使用は身体依存を引き起こす（断薬時の離脱症状：胃腸障害、食欲変化、易刺激性、不安、睡眠障害など）
・妊婦の大麻摂取は、低体重出生児のリスクがある
・大麻喫煙は精巣癌のリスクを高めるという報告がある
・カンナビノイド悪阻症候群(CHS)
　長期的あるいは高用量の大麻使用により発症しやすく、周期的に吐き気・嘔吐や胃腸の痛みといった症状が起こる
　なぜか熱湯を浴びることで症状が軽減するため、頻繁に熱い風呂に入ったり熱いシャワーを浴びたりするようになる
　酷いのになると熱い風呂に入ったりシャワーを浴びたりしながら高用量の大麻を使用したりするのもいる
　また、本人らは、大麻は体に良いものであり、加えて吐き気・嘔吐を抑えるために大麻が必要だと信じているので、医者にその症状は大麻のせいだと言われても信じないことが多い
　症状が酷くなっては病院に行き、家に帰ってまた大麻を使用して嘔吐、症状が悪化したらまた病院、を繰り返すのが多い
ということが論文なりレポートなりにまとめられている
もちろん害だけでなく医療的価値を見出せる論文・レポートもあるわけだが、それをもってこういった害がなくなるわけではない
害は害、薬は薬として、研究も進めながらより良い方向に持っていく必要がある

>>132
酔っ払いやアルコール依存者の全員が暴力を振るったりDVしたりするわけでもない
そもそも、他の薬物においてもそれらが必ず人を暴力的にさせるといった因果関係が判明しているわけでもない
大麻乱用者がいくら増加しているといってもアルコール愛飲者の方が圧倒的に数が多く、アルコール障害の症例に比べ大麻のそれは非常に少ない
加えて、条約による強力な統制措置などもあって、大麻はアルコールより大幅に研究が遅れている
大麻陽性者が起こした殺人事件もある現状で、アルコールや大麻を安易に暴力・DVにつなげたり、アルコールと大麻の危険度を安易に比較したりする気になれん