ソース読んだ↓一部抜粋

◇ファクターXに関する仮説と考察
国別の100万人あたり死者数(出典:札幌医科大学医学部 附属フロンティア医学研究所 ゲノム医科学部門)
ただこれだけ明らかな差が出ているなかで、やはり私は日本人あるいはアジア人における「ファクターX」すなわちCOVID-19の重症化を抑制する要因が何かしら存在する可能性を考えています。というのも、COVID-19による死亡者数を国ごとに見ていくと、ヨーロッパの国々やアメリカ、南アフリカでは100万人あたり1000人を超える死者数であるのに対し、アジアの国々(日本、韓国、中国)は100万人あたり150人以下と非常に少ないのです(2021年6月30日時点)。

ファクターX、その1つの可能性は「交差免疫」です。すなわち、新型コロナウイルスではないけれど何かそれに近いウイルスにかかった経験があり、それによりCOVID-19があまり重症化せずに済んでいるという可能性です。あるいは先のページでお話ししたように、何か新型コロナウイルスに似たものが私たちの自然免疫(生まれつき自然に備わっている免疫機構)を訓練してくれて、感染しにくい・重症化しにくい状況をつくり出している可能性があります。ただ、現時点ではそれが何かを明確にはいえないため